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【しくみシリーズ⑩】PLCのしくみ

みなさんこんにちは!

「しくみシリーズ」を担当している営業一課(本社)の大友です。

このコーナーでは制御機器のしくみについて簡単にわかりやすくご説明していきます!

 

今回は制御機器部品「PLC」について取り上げてみたいと思います。

PLC」とはどの様なものでどんな役割があるのか、PLCを使うメリットについてご紹介したいと思います。

 

みなさんは「PLC」という名前を聞いた事があるでしょうか?

PLCとは「プログラマブルロジックコントローラー」を略した名称になります。

 

早速ですが、PLCはどんなものなのか以下の写真をご覧ください。

 

➀オムロン製PLC CP2Eシリーズ

入力、出力合わせて【14点~60点】のラインナップを揃えたコンパクトタイプPLC

 

 

②オムロン製PLC CJ2シリーズ

拡張性が高く、高速、高精度の設備にも対応可能なモジュールタイプPLC。

 

PLCの役割ですが、簡単に言うと制御機器を制御する機器になります。

下の図をご覧ください。

 

制御機器の要素を入力(センサ、スイッチ)、制御(PLC)、出力(ランプ、モーター)の3つに分けて図解しています。

PLCの役割は図の真ん中「制御」部分の機能を果たします。

 

PLCはセンサやスイッチ等から入力信号を受け、ランプやモータ等の出力機器を制御するために使われます。

入力信号を受けて出力する条件は、あらかじめプログラムされた内容によって決められます。

この「プログラム」というものがPLCの重要な部分になります。

自分が設備に「こう動いてほしい」という条件や命令を「プログラム」にしてPLCに実行させることができます。

 

しくみシリーズ(PLC)③

 

それでは次にPLCを使うメリットについて見ていきたいと思います。

 

PLCを使うメリットはたくさんありますが、その中でも以下の3点をご紹介したいと思います。

 

PLCのメリット

➀動作変更の手間が削減できる。

機械の動作が変わる場合、PLCを使わないと動作変更のたびに配線や機器の設置をやり直す必要が

出てきます。PLCを使えばプログラムを変更するだけで、そういった手間を減らすことができます。

 

②小型で省スペース

PLCが普及する前はリレー回路を使用した制御が行われていました。

この制御方法ですと、リレーを何個も並べて使用するため、制御盤が大きくなってしまいます。

PLCは手のひらサイズのものからありますので、リレー回路と比べると非常に制御盤が小さくすみ、省スペースで使うことができます。

 

③データ処理ができる。

PLCは生産設備からの様々な信号を取り込み計算することができます。

そのため、設備の生産数、稼働時間などのデータを記録することができます。

 

〈まとめ〉

PLCは予め組まれたプログラムによって制御機器を制御することができる。

PLCのメリット3

➀動作変更の手間が削減できる。

②小型で省スペース。

③データ処理ができる。

 

今回はPLCの役割についてご紹介しました。

今回ご紹介した内容は非常に初歩の内容となっています。

さらに詳しく知りたい方は下記のリンク先を参考にしてみてください。

PLCに関する用語の説明など、より詳しいことがわかります。

プログラマブルコントローラ概要(オムロンHP)

 

また、「PLCのプログラム方法を学びたいが、独学ではなく講習を受けてみたい」などのご要望があれば、一度弊社までご相談ください。各種セミナーも実施しております。

 

それではまた次回お会いしましょう。

 

おおとも

  

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