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【しくみシリーズ⑦】カウンタのしくみ

みなさんこんにちは!

「しくみシリーズ」を担当している営業一課(本社)の大友です。

このコーナーでは制御機器のしくみについて簡単にわかりやすくご説明していきます!

 

今回は制御機器部品のひとつ、「カウンタ」のしくみや働きについてご紹介してみたいと思います。

 

はじめに、制御機器部品のカウンタとはどんな働きをするのかを見ていきましょう。

 

ずばり、制御機器のカウンタとは「ものの数や動作の回数などを数える機器」のことです。

カウンタという名称は「数をかぞえる」カウントという言葉から由来しています。

 

ボクシングで選手がダウンした時に秒数を計る「10カウント」など思い浮かべると分かりやすいかと思います。

 

ボクシングの10カウントは10秒ですので人が数えても問題ありません。

 

ところが工場などで生産数など数える場合、

単位が、100010000となると人が数えるのは難しくなります。

 

そこで登場するのがカウンタです。

 

カウンタはこんな外観をしています。

生産工場のオペレーターがいつでも見られる様、操作盤の前面に取り付けられることが多いです。

 

プリセットカウンタ

 

トータルカウンタ

 

前面のパネルにカウントした数字が表示されます。

さらに、カウンタは出力の有無によって下記の2つに分かれています。

 

この2種類のカウンタの主な特徴はつぎの通りになります。

 

【プリセットカウンタ】

制御出力機能がついたカウンタで、あらかじめ設定した数値になると制御出力が出せるカウンタです。

「プリセット」とはあらかじめ設定できるという意味を表します。

 

【トータルカウンタ】

制御出力機能のないカウンタのことです。

生産数など表示だけが必要な場合に使用します。

 

次にカウンタの中身がどの様なしくみになっているか下記の図をご覧ください。

 

①表示部:計測部で数えた数を表示します。種類によって表示できる桁数に違いがあります。

②設定部:前面のキーで設定値を入力します。

③内部回路:カウンタに入って来る入力信号を数え、設定値と比較し一致したら出力信号を出します。

 

この様に、制御機器のカウンタは生産現場で数をカウントする際に重要な役割をもっています。

 

〈まとめ〉

・制御機器のカウンタとは「ものの数」や「動作の回数」などを数える機器。

・カウンタという名称は「数をかぞえる」カウントという言葉から由来している。

・カウンタは出力の有無によってプリセットカウンタ、トータルカウンタの2種類に分けることができる。

 

今回はカウンタのしくみをご紹介しました。

さらに詳しく知りたい方は下記のリンク先を参考にしてみてください。

カウンタに関する用語の説明など、より詳しいことがわかります。

カウンタ概要(オムロンHP)

 

それではまた次回お会いしましょう。

 

おおとも

 

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